第2回選考会|代表選手選考事由および総評
牡蛎あけ師の目指すべきゴール。
それはお客様の目の前でダース(12個)の美しいプレートを「1分」で創りあげること。
たとえそれが多種多様入り混じる混合プレートであっても。
そして、なにより美しくなくてはいけない。速いだけではダメだ。
つまりは「彩速」。1個5秒。
それはショーであり、マジックであり、最高のエンターテイメントである。
動画を見れば基本的には、あけた牡蠣の状態も把握できるが、今回は動画に加え、あけた牡蠣とその蓋の写真で選考を行わせていただいた。
選考動画一覧に表示されている時間だが、今回はあえてそこにペネルティの秒数を加算していない。
理由は、仮にペナルティを加算しても代表者は変わらないこと。
さらには、今回代表者の鎌島典子さんが海水をこぼしてしまいがちな以外は、特にペナルティがなかったからでもある。
鎌島典子さんは、長年剥き身をつくってこられたクセもあり、その開け方から海水がこぼれがちになる。
牡蠣あけのキレイさからいえば、別の選手が優位であったが、たとえペナルティを加算したとしても、その選手より早かったこと。
また、大会当日までにその点を補いさえすれば、十分世界と渡り合えるタイムであることが最終的な選考の事由となった。
すべての動画をじっくりと見させていただくことで、日本代表チームの今後の課題も視ることができた。
貴重な成果である。参加してくださった選手たちにはそういった意味でも心より御礼申し上げたい。
今回の分析結果、改善策も含め、別次元かきうみ塾のカリキュラムとして選手に反映し、 世界で活躍できる「牡蛎あけ師」を輩出できるよう引き続き努めていきたい。
まだまだ日本国内ではマイナーな競技ではあるが、さらなる「楽しい美味しい」が実現できる機会となる競技である。
引き続き皆様のご協力とご愛顧を賜れるよう尽力します。
かき早あけ日本代表選手選考委員会
委員長 GEN Sato
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